日本人の大人が勉強にどれくらいの時間を割いているかご存じですか?
総務省統計局が2016年に実施した「平成28年社会生活基本調査」では、1日当たり6分と報告されています。
なんと、たった6分!!
カップラーメン2食分しか仕事以外で勉強をしていないのです。
そして年収が高い人ほど勉強時間が長いということも、この調査で分かっています。
つまり一日30分でも勉強すれば、多くの人をごぼう抜きすることができるのです。
しかし、せっかく学ぶのであればより効率的に成功する方法で学びたいところ。
この記事では<効率的な勉強法>と<結果が出ない勉強法>をご紹介します。
- 効率的な勉強法
- 成功者のマネをする
- 行動する
- アクティブラーニング
- 結果が出ない勉強法
- 【座学】テキストや動画を追いかけるだけ
- 忘れる前に復習する
- 暗記する
- まとめ
効率的な勉強法
勉強法については、世界中で科学的に研究が進められています。
自分なりの勉強法では歩みは遅くなり、効率的に学ぶ「正解」が存在するんです。
しかし、日本の受験勉強ではいまだに非効率な勉強法ばかりを指導しているのが現実…。
学校の先生によっては今までの勉強法に疑問を持っていない人も多いのでしょう。
ここでは効率的な勉強法を3つご紹介します。
成功者のマネをする
すでに成功している人の「行動」「思考」「趣味」なんでもマネをしましょう。
つまり勉強法も結果を出している人の方法をマネしてください。
マネをすることは最大の学びです。
「学ぶ」の語源は「真似る」だと言われています。
昔の日本人は、感覚的に学びはマネをするが大事だと気づいていたんですね。
「人マネなんて…」と思う人もいるかもしれませんが、ビジネスで成功するためには人マネができるかがとても重要です。
実際、スティーブジョブズの「iPhone発表のプレゼン」のスタイルは、日本をはじめ世界中の企業がマネしています。
もちろん、自分に合った方法で勉強したいと思う人もいるでしょう。
しかし、その方法で結果は出ていますか?
思い描いた結果が出ていないのであれば、それは間違った勉強法です。
行動をする
社会人になってからの勉強というと「英会話力を身につける」「営業力を身につける」「チームマネジメント力を上げる」など、テストで点を取るのとは違い実践的な結果が求められるでしょう。
にもかかわらず、
- アプリで学んで実際に英語でしゃべってみない
- セミナーには参加するが実践しない
- 本を読んでみたが実生活に活かさない
という人が多いのではないでしょうか。
行動、アウトプットしてみて、初めて気がつくとはたくさんあります。
もちろん失敗もするでしょう。
自分のできなさを不甲斐なく思うかもしれません。
しかしそれこそが学びです。
一度失敗したことは、分析をして同じ失敗をしなければよいだけ。
行動しなければ、今自分がどの程度のレベルなのかもわかりません。
ビジネスで成功したければ、とにかく行動あるのみです。
アクティブラーニング
成功者のマネをし、行動をすると決めました。
では具体的な学びの手段は?というとアクティブラーニングがおすすめです。
アクティブラーニングとは、受け身にならず学習者が能動的に学ぶ学習法を指します。
効果的なアクティブラーニングのポイントは2つと言われています。
- 自分の言葉でまとめること
- 適切に思い出すこと
アクティブラーニングで読書を進めるとどうなるか。
以下で解説します。
①自分の言葉でまとめる
たとえばあなたがアクティブラーニングについての本を読んでいるとします。
本文中に「能動的に学ぶ」と出てきました。
これをそのまま受け止めるのではなく、
「能動的に学ぶ」とは
- やる気をもっているんだな
- 積極的に質問をしていそうだな
- 自分で問題作成をしている状態かな
といったように、かみ砕きまとめ直しをしていきます。
この段階は頭の中でも大丈夫です。
そして、人に教えるつもりで話してみるのが最も効果が高いです。
実際に誰かに学んだことを話してみてもいいですし、人形相手に話してみるでも、話しているつもりで脳内再生するでも良いです。
アウトプットすることで自分がどこまで理解できているのか客観的に見直すことができます。
②適切に思い出すこと
記憶が最も定着するのは思い出す作業をしたときです。
思い出す手法としては、
- 内容を思い出しながら問題を自分で作る
- テキスト通りに進めず、あえて順序をバラバラに勉強する
- マインマップで整理する
などがあります。
どれもポイントは思い出しながら作問、勉強、整理をすること。
慣れるまでは、自分が本の内容を覚えていないことに驚きます。
頭の使い方がわかってくれば、定着させたいところを重点的に記憶することができるようになります。
結果が出ない勉強法
学生時代になんとなく身につけた勉強法で勉強をしている人も多いでしょう。
たとえば、暗記しようとしたり、ポイントにマーカーをひいたり。
しかし、その勉強法で本当に結果が出ていますか?
ここでは結果が出ないと科学的に証明されているのに、王道となっている勉強法をご紹介します。
この方法で学んでいたなと思った方は、今すぐ勉強方法を変えてみてください。
【座学】テキストや動画を追いかけるだけ
テキストや動画を見て、「よしよしわかったぞ」と満足しておしまいになっていませんか。
アクティブラーニングと真逆の学びが、この座学で分かった気持ちになって終える勉強です。
アウトプットをしてみなければ本当に理解できているかなんて自分でもわかりません。
テキストで書かれていること、動画でやるように勧められたこと、これらを実際に行動ができていない方は分かった気持ちになっているだけです。
座学で満足するのではなく、アクティブラーニングや実践をすることを意識しましょう。
忘れる前に復習する
え?忘れる前に復習するのが当たり前でしょ。
そう思ったあなた。その常識、もう古いです。
様々な実験から、
- 【忘れる前に復習】覚えた直後に復習をしたグループ
- 【忘れてから復習】覚えてしばらくたってから復習をしたグループ
に分け記憶の定着度を検証したところ、②覚えてしばらくたってから復習したグループのほうが良い結果が出ているのです。
人間は「ちょっと覚えてるけれど、何だったけ…」と考えている時が、脳みそが最も活性化されているそうです。
ですから完璧に覚えている直後に復習することは意味がなく。
忘れたころに復習をするとより記憶に定着します。
具体的な期間は内容や個人差がありますが、2日ほどあけて復習すると効果が高い場合が多いようです。
暗記する
語呂合わせのような暗記術はオススメしません。
なぜなら、他への応用力が低いからです。
たしかに言葉や数字を単に暗記するときには、語呂合わせはインパクトがあり記憶に残りやすいです。
しかし、なぜそのような出来事が起こったのか、どういう流れでそういう数字になったのかといったことが理解できていない状態です。
これでは他のできごとへの応用ができません。
ですから、覚えること、暗記することに力を注ぐのではなく、その知識をどう活用するか、どう実践していくかという視点を持つことがとても重要となります。
まとめ
科学的に正しい勉強法は、Googleで検索すればたくさん出てきます。
ここに紹介しきれていない方法ももちろんたくさんあります。
欲しい結果があるとき、正しい学び方を知っているだけで結果を手に入れる難易度は大きく変わります。
ぜひ効率的な勉強法を身につけてあなたの欲しい未来を手に入れてください。